「明日から使える講座~施設の、地域のサロンを応援 効果的なレクリエーション、コミュニケーションアップセミナ~」を福祉会館で開催しました。
この講座は、市内の福祉施設職員及び地域サロン(お年寄りや子育て中のお母さんたちが、近所で交流したり仲間作りをする場所)を運営するボランティアの方々を対象として、身近な研修を通じてのスキルアップと活動者同士の横のつながり作りを目的に全2回の内容で開催します。
第1回の本日は「レクリエーションセミナー」として講師には、有限会社レクリエーションサポート取締役 荒深裕規さんにお願いしました。
荒深さんは、日本福祉大学の准教授としても活躍され、介護施設等でレクリエーションを提供しています。
実際の経験や体験も含めた講義と実技を織り交ぜた内容盛りだくさんの2時間でした。
ここで少し研修のポイントをご紹介します
●研修のポイント
①雰囲気作り(アイスブレーキング)の必要性
先にリラックスした楽しい雰囲気を作ってから行うことで、よりレクリエーション(以下 レク)が楽しめます。
②レク活動とは
レクのイメージというと、「ゲーム、歌、体操、工作」などの活動ではないでしょうか。
実際はその人にとって楽しむものであるならば「会話、散歩、眠る、洗濯物をたたむ」などの日常的な活動もレクになるとのこと。
楽しみは千差万別。人によって、色々な料理を食べる、送迎中のドライバーさんとの談話が楽しみの人もいます。その楽しみこそがレクになる。レクへの認識がどんどんと広まります。
③レク援助者の役割
主人公である利用者のニーズや気持ちに寄り添い、援助することが役割であり、レクのネタを考えるのではなく、利用者の持つニーズや目的を一緒にかなえることが援助である。
自分たちに寄り添って、楽しんでもらおうとする援助者の姿が信頼関係を築くことにつながるんですね。
講義の中で、先生が言われた「何をするかか(内容)が大事ではなく、誰とするか(誰と過ごすか)が大切」という言葉が印象に残りました。そんな一緒に過ごしたいと思われるような職員、ボランティアになりたいですね。
←カップルゲーム
歌舞伎や物語に登場する男女の名前とその物語を加えるゲーム。
ある男性の好きなお話(歌舞伎や映画、歴史)から考案されたゲームだそうです。答えをいうのをその男性に解説兼ねてをお願いしたとのこと。
一人一人のニーズを聞いて支援するレクリエーションの形です。
103cm一番の記録が出ました |
長さあてゲーム→
三つの物を使って1mの長さに近づけるゲーム。
テーラ(服の仕立て)の仕事をしてい
た方の特技を活かしたゲーム。
④レクの説明の重要性
レクは、得られる効果、目的を明確にすることで参加が自発的な参加へとかわり、必要性があるためマンネリ化にならなくなるそうです。確かに、効果がわかると続けようと思いますね。
輪投げの作成もレクになります 指の運動により脳の活性化にもなるそうです |
和やかな雰囲気で、笑顔がたくさんありました |
参加いただいた皆さんの感想には「明日からのレクに活用したい」「今後のサロン活動の参考になった」などうれしい回答がたくさんいただくことができました。
第2回「コミュニケーションアップセミナー」は、同じく福祉会館にて、2月28日(月)13時~15時で開催します。現在、参加受付中ですので興味、関心のある方は社会福祉協議会(℡62-2508)にお申し込みください。
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